大学のゼミ仲間と四国へ。vol.1
愛媛で暮らすゼミ仲間に会いに、京都から車で四国へ。初日はJRの遅延で友達を大津京までピックアップ、香川で釜バターうどん発祥「うどんバカ一代」、道後の街を歩いて鯛めしと道後温泉、みかんジュースの飲み比べ。2日目は雲の上の四国カルストへ。
No. 049 · travel · Shikoku vol.1 / 2 · 2026.8.22–24
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大学のゼミ仲間の一人が、愛媛で暮らしている。
そいつに会いに行く、というだけの理由で、男5人で四国を目指した。
大学のゼミで一緒だった仲間との旅行。きっかけは「愛媛に住んでるあいつに会いに行こう」という、ほぼそれだけ。京都に集合して、友達のランエボに全員で乗り込み、2泊3日で四国をぐるっと回ってくることにした。
期間
2泊3日
2026年8月
メンバー
大学のゼミ仲間
男5人
初日エリア
香川・愛媛
うどんと道後
Day 1
京都 → 香川 → 道後
京都発(ランエボ)→ JR遅延で大津京までピックアップ → 淡路経由で四国上陸 → 香川で釜バターうどん → 愛媛の友達の実家でヴェルファイアに乗り換え → 道後の街歩き → 鯛めし → 道後温泉 → みかんジュース飲み比べ。走行距離も食べた量も濃い初日。
出だしからJRが遅延して、大津京まで迎えに行く。
石川の小松から、JRで京都に合流する予定だった一人。ところが当日、JRがまさかの大幅遅延。京都どころか、たどり着けたのが大津京だった。仕方ないので、車で大津京まで拾いに行くところからこの旅は始まった。集合の時点でグダグダなのが、逆に修学旅行っぽくて笑ってしまった。
淡路島の観覧車を横目に、橋を渡って四国へ。長距離ドライブのはじまり。
香川でうどん。釜バターうどん発祥の店。
四国に上陸してまず向かったのは、当然のように香川のうどん。入ったのは高松の「うどんバカ一代」、釜バターうどん発祥の店として知られる一軒だ。
釜バターうどん。バターの塊と黒胡椒、横にちくわ天。混ぜる前からもう勝ち確。
釜あげのアツアツ麺に、バターと生卵、だし醤油、そこに黒胡椒をガリガリ。要するに和風カルボナーラで、これがもう、馬鹿みたいにうまい。「わざわざ発祥の店で食べる」ことの説得力を、初手から叩き込まれた。
愛媛の友達の実家に荷物を置いて、道後へ。
香川から下道と高速を乗り継いで愛媛へ。まずは友達の実家にお邪魔して、大きい荷物を置かせてもらう。「よく来たね」と迎えてもらって、久しぶりに顔を合わせるメンバーもいて、これだけでもう来た甲斐があった。
ここからは、愛媛に住む友達のヴェルファイアに乗り換え。5人+荷物の移動が、一気に快適になった。身軽になったところで、みんなで道後へ向かう。
道後の街を走る伊予鉄の路面電車。夕方の光が街に長く伸びていた。
夕暮れの道後を、ぶらぶら歩く。
道後温泉の周りは思ったよりこぢんまりしていて、逆にちょうどいい。商店街を冷やかしながら歩く。店先に立っていた甚平のマネキンが、なぜか口を全開にした妙な顔をしていて、しばらくみんなで見て笑っていた。
この顔である。旅の最初のツボがこれだったのは、我ながらどうかと思う。
道後温泉本館。夕方の空に、唐破風と看板が浮かび上がる。
道後温泉本館は、100年以上前の建物が今も現役で使われている公衆浴場。この日は混んでいたのもあって、湯には別館・飛鳥乃湯泉のほうに浸かった。それでも本館の建物は、外から眺めるだけでも十分に見応えがある。日が落ちてランタンに灯が入ると、なおさらいい。
見上げた望楼と、建物脇の坂道。西日のフレアごと、この時間の道後。
鯛めしと、道後の夜。
夜ごはんは鯛めし。愛媛の鯛めしには、鯛の刺身を甘辛いタレと生卵で和えてご飯にのせる宇和島風と、鯛を米と一緒に土鍋で炊き込む松山風がある。今回食べたのは炊き込みの松山風。
土鍋の鯛めし。鯛の出汁を吸ったご飯だけで、無限に食べられるやつ。
鯛の旨みがそのまま白米に来る。長距離運転と食べ歩きで削れた体力が、じわっと戻ってくる感じ。
締めは、みかんジュースの飲み比べ。
道後には、みかんジュースを品種ごとに飲み比べできる店がいくつかある。
せとか、弓削瓢柑、不知火。色からしてもう違う。飲むと余計に違う。
甘いもの、酸味の立つもの、香りの強いもの、まさに十人十色。ついでに道後プリンも食べた。愛媛、フルーツの地力が高すぎる。
Day 2
愛媛 → 四国カルスト → 高知
愛媛の実家発 → 山あいの渓流で休憩 → 四国カルスト → カルスト珈琲 → 姫鶴平をぶらぶら → 県境をまたいで高知へ。この旅のハイライトのひとつ、雲の上のカルスト。
2日目は、雲の上の四国カルストへ。
2日目は朝から四国カルストを目指す。愛媛側から山道をぐんぐん上がっていく。標高が上がるにつれて、空気そのものが変わっていくのがわかる。
カルストへ上がる途中、渓流のそばで車を停めて。水がきれいすぎて、つい降りてしまう。
上りきった先に広がる、四国の山なみ。空が近い。
四国カルストは、愛媛と高知の県境の尾根沿いに東西25kmほど続くカルスト台地。標高1,000〜1,400mで、山口の秋吉台、福岡の平尾台と並ぶ日本三大カルストのひとつだ。「雲の上の別天地」と呼ばれるだけあって、着いた瞬間に涼しい。8月なのに、風がひんやりしている。
カルスト珈琲で、絶景のアイスコーヒー。
姫鶴平にある「カルスト珈琲」は、キッチンカーで淹れるオープンエアのコーヒースタンド。愛媛・下灘の「下灘珈琲」の姉妹店だ。360度なにも遮るものがない場所で飲むアイスコーヒーは、味の記憶より先に、景色の記憶のほうが残る。
カルスト珈琲のアイスコーヒー。背景、全部が山。
腕を空に突き上げて、ワンピースの「仲間の証」のアレ。誰からともなく、こうなった。
とにかく晴れた。涼しかった。きれいだった。草原に寝転んだり、写真を撮ったり、意味もなくジャンプしたり。「ここ、いつまででもいれるな」と全員が言っていた。またここに来たい、と本気で思っている。
牛が放牧され、石灰岩が転がる高原。
放牧された牛。人が近づいても、まったく動じない。
姫鶴平の一帯は牛の放牧地になっていて、200頭あまりが夏の間をここで過ごすらしい。草を食む牛の向こうに、白い石灰岩が地面からにょきにょきと突き出している。これがカルスト地形。羊の群れみたいに見えることから「カレンフェルト」と呼ぶそうだ。
道路にまたがる「高知県」「愛媛県」の標柱。カルストの尾根は、そのまま県境。
ひとしきり満喫したら、県境をまたいで高知側へ下りていく。次の目的地は、高知市。カツオのたたきが、待っている。
— Len
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